
2025年3月24日(月)、三豊市、ダイドードリンコ株式会社、株式会社パブリックによる「脱炭素社会の実現に向けた連携に関する協定締結式」が開催されました。この協定は、地域社会の環境意識を高め、持続可能な未来に向けた具体的な取り組みを進めることを目的としています。
脱炭素社会実現のための具体的な取り組み
本協定では、三豊市の公共施設や市内の企業にCO2実質ゼロ自動販売機(LtE自販機)を設置することを推進するほか、地元の小・中学校と協力して植林活動を継続的に支援することが盛り込まれています。具体的には、企業が設置したLtE自販機の売上の一部を三豊市へ寄付し、その資金を利用して学校と連携した植林活動を行う仕組みです。

この取り組みによって、地域の緑化を進めると同時に、次世代の子どもたちに環境問題について学ぶ機会を提供することができます。以下、各参加企業の役割についてご紹介します。
各社の役割
三豊市
- 公共施設へのLtE自販機の新規導入を推進し、その売上手数料を植林プロジェクトに活用。
- 小・中学校と連携して植林活動を実施(令和7年度から開始)。
ダイドードリンコ株式会社
- 公共施設や市内企業へのLtE自販機の新規導入を促進。
- 企業の意向に応じて売上手数料を市へ寄付。
株式会社パブリック
1.植林後の維持管理。
2.植林地の提供。
3.植林活動や環境教育への支援・協力。


三豊市の山下昭史市長は、今回の取り組みについて「環境については、我々地域と地球規模全体での考え方をしていかなければならない。今回の取り組みは機運を左右するといっても過言ではない。今後も様々な形でアプローチしながら市民への意識向上そして、実際のCO2の吸収削減ということも同時進行で進めていく」と述べました。

ダイドードリンコ株式会社 中四国営業部長である梶永貴裕氏は、「企業一社だけで出来ることは限られているが、各企業のコンテンツや資源をフル活用して助け合うことで大きな力が生まれる。今回、植林活動、環境教育に携われることが大変光栄である。」とコメントしました。

川崎社長からは、「私たちパブリックは、50周年を機に「地球は未来のこどもたちから借りている。次世代によりよい環境でバトンタッチするには今何をやるべきか」を合言葉に「ラブアースマインドプロジェクト」を立ち上げ、社員一丸となって環境活動に取り組んでいる。今回植林プロジェクトを通じて、市民の皆様、地域全体の環境意識が高まるきっかけになれば」と語りました。
未来を見据えた地域づくり
この取り組みは、三豊市内の緑化を進めるだけでなく、地域全体の環境意識を高める重要なステップとなるでしょう。次世代を担う子どもたちにとって、環境問題に対する理解が深まることは、持続可能な社会づくりの第一歩です。
これからも三豊市と企業の連携が、脱炭素社会の実現に向けた大きな力となることを期待しています。